練習脳の作り方
今回は「練習脳を作る話①」をやります。
「練習脳」って?・・・・僕の勝手に作った造語なのでそういう言葉があるわけではありません。
※また仮にそういう言葉があっても(ありそう・・・)今回の練習脳という言葉とは関係ありません。
僕のいうところの「練習脳」とは「実になる練習ができる考え方」。
もうすでにすべて実践出来てる人はスルーで結構です。気にしてなくても、誰にも教えられなくても知らず知らずのうちに出来てる人もいます。
ちなみに今回の話は別に音楽に特化した話というわけではありません。
普段の勉強でも役に立つはずです。
おそらく一般的に「勉強」といて学習人口の多い科目、たとえば英語や数学等の勉強法などだともうすでに今から書くことは体系化されているので
「そりゃそうだ」
で終わってしまうかもしれませんが。。。
楽器(歌も含める)を練習するとき何を考えるとよいでしょうか?
まず当たり前なのが
①「自分がしている練習が何の役に立つのか」
を知るということです。
これは当然考えなければいけませんし、おそらくみなさんそれなりに考えているとは思います。
次に
②「どのように学習すると効率よく身につくか」
を考えなければいけません。
これはどうでしょう?できそうに思いますが今までの僕の生徒さんをみている限りではできている生徒さんは1割程度です。※考えている生徒さんはもっといますが、実践できている生徒さんは少ないです。。
③「短期的、長期的な視野をもって練習すること」です。
さらに
④「上手くなる具体的なイメージをもつ」
⑤「練習環境を考える」
⑥「引き出しを増やす」
たくさんありますね。。。。
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今回はこれの②をやりたいと思います。①はそのままなので。。。。
②「どのように学習すると効率よく身につくか」
これも当たり前ですし、できそうなのですが結構掘り下げると難しいです。
例をあげていくと難しいのがわかるかもしれません。
たとえば
「自分のリズム感を鍛えたい」とします。
問題です。あなたならどういったプロセス(過程)で学習(練習)しますか?
それを考えてから次を読んでくださいね。
もしここで
「・・・・そんなのリズム練習をするしかないじゃん」
と思ってしまった方、
要注意です。
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まずリズムのどういう部分が苦手かを考えます。
ここでどこが苦手かわからなければチェックしなければいけないですね。
それでもわからなければ教室に行くなり誰かに聞くなりしないといけないかも知れません。
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当然理由はひとつではないケースのほうが多いとは思いますが、
今回は話を進めたいので、ここでは「速いスピードになるとリズムがずれる」という結論に達したとします。
次に考えるのは「速いスピードになるとリズムがずれる」ということがどういうことかを考えます。
そうすると2つの理由が考えられます。
1.(指が動かないなど)身体的についていけないなど
2.身体的にはついていけるが、リズムが速くなると頭の中で認識できなくなる
このどちらに自分が属するかを考えます。
もし1.なら身体的なトレーニングが必要ですし、2.ならおそらくリズムの分析能力がないのでそれにあわせたトレーニングが必要かと思います。
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例:野球のバッティング練習で速い球を打ちたいとします。
おそらく短絡的に考えると「速い球をうつ練習をすればいい」という結論になるかと思います。
もちろんそれでも続ければそのうち打てるようになると思いますが、これだと速い球を投げてくれる環境がないと成立しなくなります。
先程の1.と2.を分析するとまた違った練習方法も出てくるかと思います。
このケースですと
1.素振りをしてスウィングスピードを上げる
2.動体視力を高める
と考えるとわかりやすいと思います。
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どうですか?言われてみると当たり前でも結構実践できてないですか?
「どのように学習すると効率よく身につくか」ということも2段階掘り下げるとより効果的な練習が出来ると思います。
先程の例でいうならば
「速い球をうつ練習をすればいい」
と考えるのは短絡的でしかないので効果的ではありますが効率的ではないので
「速い球が打てない理由を考えて、個々にあわせた練習をする」
というのがより効率的な練習法かと思います。
英語で考えると今流行り(?)の「スピードラーニング」などはこの考え方がよく反映された学習法だと思います。
次回は「練習脳を作る話②」をやります。
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